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狭間 志木(Hazama-Shiki)
劣悪な家庭環境に生まれる。父親はほぼ家に帰らず、母親から暴力を受ける毎日だった。
子供時代、玩具を買ってもらえず、唯一与えられたものはゴミ捨て場から適当に拾ってこられた女児向けの絵本だった。物語に出てくる姫たちはみな最初は不幸だったが、最終的には王子が迎えに来てくれて幸せになる。自分にもいつか、自分を救ってくれる存在が現れるといい。そんな願いを持ち続けていた。
高校生まで育つものの、家庭環境の影響もあり、まともに通わずにクラスで浮いた存在となっていた。そんな中、深海周に出会い親交を深めていく。
深海と友人になってからは、それなりに幸せを感じていたものの、母親からのDVがひどくなり近いうちに自分は殺されるのではという不安を感じる。母親に殺されるよりも、最後は大好きな親友の手で最後を迎えたい。そう思い深海に自分を殺すように頼む。
死亡後は幽霊となり、深海の周りを漂っている。現実のしがらみなく、深海のそばにずっと付き添えることを幸福に感じている。
あるところに魔女にいじめられていた子供がいました。子供は泣きながら救いを求めました。
すると、王子様が現れて子供を助けてくれたのです。二人はめでたく幸せに暮らしました。
しかし、子供は魔女の実の息子です。子供もまた魔女の血を引いていたのです。
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